母乳育児につきまとう言葉、乳腺炎。私は幸いなことに今のところ乳腺炎で病院にお世話になったことはありません。でも、
多分乳腺炎だったろうなってことは何度かありました。ひどくなる前に息子に授乳しまくってどうにか治ってました。
乳腺炎って何?
文字通り、乳腺が炎症を起こしてるということです。症状をざっくり言うと、こんな感じです。
- おっぱいにしこりができる
- おっぱいが岩のようにカチカチになる
- 触ったり吸われると激痛
- おっぱいが熱い(熱が出ることも)
こう見るとそんな大したことないように見えますが、とんでもない。個人差はありますが、乳腺炎がひどくなるとものすごい痛いです。しかも、なりやすさまで個人差があるという不条理さ。
私はおそらく初期の乳腺炎しか経験してないのですが、3回乳腺炎にかかった友人はあまりの痛さに油っこいものを食べるのを一切やめました。乳腺炎の辛さに比べれば苦じゃなかったそうです。
何でなるの?
これまたざっくり言うと、こんな感じ。
- 片方の乳でばかり授乳した
- 授乳間隔が空きすぎた
- 胸を圧迫し続けた
- 油の多い食事が多かった
その他ストレスや睡眠不足も関係あるそうです。
このあと懺悔しますが、私はこのうちの2つに心当たりがありました。
私が乳腺炎になりかけたとき
実は産後4日目、なんと入院中に乳腺炎になりかけました。
まず、1つ目の心当たりは
胸を圧迫したこと。
授乳中、寝てしまうことが多かった息子。起こすのと、授乳のアシストのつもりで息子が咥えてた乳房をぐ〜っと押さえながら授乳してました。
そしてもう1つが
大判焼きを食べ過ぎたこと。
あんこ!生クリーム!カスタードクリーム!それらがたっぷり入った大判焼きを1日で2〜3つ食べてしまいました。お見舞いで頂き、腐らせるのも勿体無いと思ってつい欲張ったのですが、これがいけなかった。
ふと起きてみると、なんだかだるい。体は元気なんですが、なんだかぼーっとするような。
念のため熱を測ってみると38度超え!
予定通り退院したかった私は焦りました。助産師さんに熱があるとは言わずに胸が熱いと相談すると、自分で揉まないようにと言われました。
あとはとにかく息子に吸ってもらうのが一番だと。
とにかく水分を取り、なるべく横になって休み。授乳のたびに熱い方の胸で授乳し、他は無理に触ったりしないようにしました。
授乳の度に、始めは乳首に激痛が走りましたが、数分経てば楽になっていくことの繰り返しでした。
息子の頑張りのおかげで熱も下がり、体のダルさもマシになりました。(今思えばこのとき熱は乳房が発熱してただけかもしれません。脇で測ってたので)
その後しばらくは乳腺炎の気配はなかったのですが、再び現れたのが
お祭りでたい焼きを2個食べたとき。
食べ過ぎだろ。我ながら学習しろよって感じですが。このときは熱はないものの、乳房が明らかにパンッパンになりました。触ったらボコボコしててしこりも出来てました。
これもまた息子に吸ってもらい、どうにか治りました。息子の吸引力すごい。
乳腺炎になったときはどうすればいいの?
まず初期の軽い状態なら
赤ちゃんに吸ってもらうのが一番です。
ただし、乳腺炎になりかけてるときの母乳はあまり美味しくないみたいなので、赤ちゃんによっては嫌がって吸ってくれないこともあるそう。
あとは適度に冷やすこと。
冷やしすぎもダメなのでよく聞くのはキャベツ。冷やしたキャベツを胸に当てるのが良いそう。あのくらいの冷たさを目安にすればいいんですね!
ちなみに赤ちゃんが吸ってくれなかったり、もう痛くて自分の手に負えないときは迷わず母乳外来に行きましょう。珍しいことでも恥ずかしいことでもないです。ほっとくと悪化しかしないからぜひ、迷わず行きましょう。
どこに行けばいいか分からないときはとりあえず産院に相談すれば大丈夫です。
まとめ
というわけで、私の場合、乳腺炎の犯人はおそらくあんこ(食べ過ぎ)です。
でもコレも個人差があるようで、私は唐揚げなどの油ものを食べて詰まることはありませんでした。友人は唐揚げや焼き肉を食べるとすぐ詰まってたそう。なので、おそらくあんこを食べても詰まらない人は詰まらない。
最近では乳腺炎に食べ物は関係ないとも言われています。
とにかく程々にが一番。私のあんこも食べ過ぎなきゃ大丈夫だったと思います。
それでも母乳育児をしだして始めの頃はちょっと気付けばしこりが出来てたり、胸がボコボコになってたりしました。
その度に息子に授乳すると楽になり、驚くほど柔らかくなっていたので、息子には本当感謝です。
数ヶ月経てば母乳も安定してきたのか、パンパンになることが減ってきました。まぁ油断するとしこりが出来てましたが。
なめてかかるとエライ目に合う乳腺炎。母乳が安定するまでは食事や姿勢に気をつけてしっかり授乳出来るといいですよね。